読むだけで欲しくなる!「お客様の心をつかむ」商品説明のつくり方

「お客様に商品の良さが伝わらない…」
「何を書いたらいいのか、わからない…」

商品説明って、意外と難しいですよね。

かおり

実は私も最初は、商品の特徴を箇条書きにして説明しているだけでした

ある「気づき」をきっかけに、商品説明の書き方が変わり、お客様からの反応も大きく変化していきました。

その気づきは「商品の魅力は、伝え方で何倍にも化ける」ということ。

例えば、同じハンドクリームでも、
「保湿成分をたっぷり配合したハンドクリームです」 という説明と、
「パソコン作業で疲れた手に、まるでハンドマッサージを受けているような贅沢なうるおいを」 という説明では、受け取る印象がまったく違います。

「選ばれる商品説明」には、シンプルで効果的な法則があります。この記事では、すぐに実践できる具体的な方法をお伝えしていきます。

目次

「伝わらない商品説明」には、ある共通点があった

商品説明を書く時、あなたもこんな経験はありませんか?

「特徴は書いたけどなんだか魅力が伝わらない」 「他のお店との違いをうまく表現できない」

まずは、よくある商品説明の例を見てみましょう。

商品説明例:手作りのアロマキャンドル

*天然のソイワックスを使用したキャンドルです。
*ラベンダーの香りで癒されます。
*燃焼時間は約30時間です。
*直径8cm、高さ9cmです。

かおり

たしかに説明はしているけど、説明書みたい・・・

一見、必要な情報は書かれているように見えます。でも、この説明では「お客様の心をつかむ」ことは難しそうですよね。

「伝わりにくい商品説明」には、3つの特徴があります。

  • 特徴だけを箇条書きにしている
    スペック情報を並べているだけでは、お客様の心に響きません。「これがあると、私の生活がこう変わる!」というイメージが湧きにくいですよね。
  • お客様目線が不足している
    「天然素材」「30時間持続」…でも、これってお客様にとってどんな嬉しさがあるのでしょう?具体的なメリットが見えてきません。
  • 差別化ポイントが不明確
    「他のキャンドルじゃなくて、なぜこれを選びたくなるの?」という問いに、答えられていないかもしれません。

では、心を動かす商品説明にするために、どんな工夫ができるでしょうか?

ヒントは「お客様にとっての価値」を考えること。

アロマキャンドルの例:改善版

*天然ソイワックスを使用しているため、化学物質が気になる方でも安心してリラックスできます。
*ラベンダーの香りで、一日の疲れを癒すバスタイムがより贅沢なひとときに。お風呂上がりの心地よい眠りへと誘います。
*およそ30時間の燃焼時間で、10日間程度のご使用が可能。毎日のリラックスタイムをしっかりサポート。
*コンパクトなサイズ感で、狭めの洗面所でも置きやすいデザイン。インテリアを邪魔しないスタイリッシュさも。

同じ商品でも、伝え方を変えるだけで印象がガラリと変わりますよね。

「欲しい!」のスイッチが入る、ベネフィットの見つけ方

「特徴」を「お客様にとっての価値(ベネフィット)」に変換すること。これが魅力的な商品説明の基本になります。

では具体的に、ベネフィットはどうやって見つければいいのでしょうか?

かおり

最初は「これって本当にお客様が求めているもの?」と不安でした。でも、シンプルな方法があります!

ベネフィットを見つける3つの質問

商品やサービスの特徴に対して、次の質問を投げかけてみましょう:

  1. 「それによって、お客様の何が解決される?」
  2. 「それによって、お客様の生活はどう変わる?」
  3. 「それによって、お客様はどんな気持ちになれる?」

具体例で見てみましょう。

例:オーガニック食材宅配サービスの場合

特徴:「全て有機栽培の野菜を使用」

「それによって、お客様の何が解決される?」
→農薬や添加物を気にせず、安心して食べられる

「それによって、お客様の生活はどう変わる?」
→野菜を吟味する手間と時間が節約できる

「それによって、お客様はどんな気持ちになれる?」
→家族の健康を守れている安心感が得られる

特徴:「週に2回の配送」

「それによって、お客様の何が解決される?」
→買い物の手間が減る

「それによって、お客様の生活はどう変わる?」
→いつでも新鮮な野菜が冷蔵庫にある

「それによって、お客様はどんな気持ちになれる?」
→毎日の献立を考えるのが楽しくなる

このように、1つの特徴から複数のベネフィットが見えてきます!

実践のポイント:

お客様の日常を想像する

  • 朝何時に起きて
  • どんな悩みを抱えていて
  • どんな願望があるのか

具体的な生活シーンを思い浮かべることで、より的確なベネフィットが見つかります。

「当たり前」を見直してみる
私たち:提供する側が「当たり前」と思っている特徴でも、お客様にとっては大きな価値かもしれません。

例:「オーガニック食材宅配サービス」の場合

・野菜の目利きが得意なスタッフが選んでくれる
→自分で吟味する時間を節約できる
→食材選びの不安から解放される
→プロが選んでくれる安心感がある

次に、これらのベネフィットを使って、実際にどう商品説明を組み立てていくのか、具体的な手順をお伝えします。

実例で学ぶ!魅力的な商品説明の作り方

前章で見つけたベネフィットを使って、実際に商品説明を組み立てていきましょう。

かおり

文章の組み立て方に悩んだりもしましたが、順番を意識するだけで見違えるように良くなりました!

効果的な文章構成の3ステップ

STEP
共感からスタート

まずは、お客様が感じている悩みや願望に触れましょう。

良くない例: 「有機栽培の新鮮な野菜をお届けします」

改善例: 「毎日の食事に安全な野菜を使いたいけれど、オーガニック専門店まで買いに行く時間がない…」 「もっと手軽に、安心できる野菜を手に入れたい…」 そんな思いに応える宅配サービスです。

STEP
具体的なメリットを示す

前章で見つけたベネフィットを具体的に紹介します。

良くない例: 「週2回の配送です」 「野菜ソムリエが選定しています」

改善例: 週2回の定期配送で、いつでも新鮮な野菜がストックできます 野菜ソムリエが旬と質にこだわって選別。自分で吟味する時間を節約できます 有機JAS認証を受けた農園から直送。農薬や添加物を気にせず、安心して食事を楽しめます

STEP
信頼感を高める要素を加える

数字、お客様の声、実績など、裏付けとなる情報を入れましょう。

創業10年、累計53,000世帯に選ばれています
リピート率92%、多くのお客様に継続的にご利用いただいています
実際にご利用中のお客様の声:「子育て中の私にとって、時間の節約になりとてもありがたいです」

印象に残る言葉選びのポイント

  • 数字を具体的に 「有機野菜」→「有機JAS認証の野菜を95%以上使用」
  • 感覚的な表現を取り入れる 「新鮮です」→「採れたての瑞々しさをそのままに」
  • 比喩を使う 「配送が早い」→「朝採れ野菜を、その日のうちにご自宅へ」

実際の商品説明を見てみましょう:

【オーガニック野菜宅配サービスの例】

毎日の食事に安全な野菜を使いたいけれど、オーガニック専門店まで買いに行く時間がない… もっと手軽に、安心できる野菜を手に入れたい… そんな思いに応える宅配サービスです。

  • 週2回の定期配送で、いつでも新鮮な野菜がご自宅に
  • 野菜ソムリエが旬と質にこだわって選別
  • 有機JAS認証の野菜を95%以上使用

創業10年、累計53,000世帯に選ばれているサービスです。

「子育て中の私にとって、時間の節約になりとてもありがたいです」(30代女性)
「毎日の献立を考えるのが楽しみになりました」(40代主婦)

お客様の視点に立った構成と具体的な説明で、魅力的な商品説明の完成です。

魅力的な商品説明は、お客様の気持ちに寄り添うことから始まります。 特徴を「価値」に変換し、共感できる言葉で伝えることで、自然とお客様の心に響く説明文が完成します。

ぜひ、あなたの商品やサービスでも試してみてくださいね!

自分で自由に作って世界観が伝わる
ヘッダーデザイン7つのヒントPDFプレゼント

\登録後すぐ無料ダウンロードできます/

目次